• 薬剤師国家試験をひかえたアナタに!
  • 第97回薬剤師国家試験について
  • それぞれの科目のヤマ、得点源となるポイント解説
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薬剤師となった今。国家試験に向けて後輩たちへアドバイス!

薬剤師となった今。国家試験に向けて後輩たちへアドバイス!
資料提供:Medisere(メディセレ)
薬剤師国家試験 予備校

それぞれの科目のヤマ、得点源となるポイント解説。

基礎物理系   物理系は過去問ベース!相平衡・反応速度の過去問演習を徹底しよう!
 

物理系は毎年、大部分の問題が過去問ベースです。
新しい事を覚えるよりもまずは過去問演習を徹底して行いましょう。その中でも98回の狙い目は「相平衡」と「反応速度」。相平衡では必須問題で1成分系のグラフ、一般問題では固相-液相平衡の出題が予想されます。
また反応速度では、擬0次や擬1次反応の計算やグラフ、医薬品の安定性にも深く関わるアレニウス式に関する出題が可能性大でしょう。
対策はやはりどの範囲もとにかく基本は過去問!問題演習を中心として確実な得点アップに繋げましょう!

基礎生物系   今年は、糖質の構造とDNAの複製に注目。また、科目間の壁を越えた出題で他科目もゲット!
 

生化学は「糖質の構造」、分子生物学は「DNAの複製」の出題頻度が高く、2年に一度出題されています。
97回は、両方とも出題されておらず、98回で出題される可能性が高いです。機能形態学は、中枢神経、自律神経、循環器の出題頻度が高く、難易度も低いので確実に点数が取れるようにしましょう。

また近年、生物の内容が他科目で出題される傾向があります。例えば、96回にグルコースの構造に関する問題が有機化学で出題されました。このように、生物は他科目の得点にも繋がりますので、過去問を確実に理解できるようにしましょう!

衛生   過去問の内容を確かなものにすることで必ず得点できる!
 

衛生は近年難問が数問出題されていますが、過去問を十分に理解することで得点できるものが多いです。出題数40題のうち、20題は必ず得点できます。
問題文一つ一つの正誤を意識し、最低過去7~8年分の内容を確かなものに。
必須・薬学理論問題は「『健康』食品由来の発がん物質、食品関連法規、『環境』毒性試験、地球環境と生態系」、薬学実践問題は「『健康』生活習慣と疾病の関係(喫煙、飲酒、糖尿病、栄養素と欠乏症)、感染症、職業病、学校薬剤師の任務、『環境』毒性(有害金属、農薬)、中毒と処置(乱用薬物)、水道水質基準、室内環境(指標)」から出題されると予想!頻出する化学構造(食品添加物、農薬、乱用薬物)もしっかり押さえましょう。

薬事法規   過去問だけでは補えない部分がある!一般用医薬品の分類とGVPに注目。
 

一般用医薬品(OTC)が3つのカテゴリーに分類されました。
来年度から社会に出る登録販売者は3分類のうち、1種と2種の医薬品を販売することができます。
この登録販売者制度の開始にともなって、一般用医薬品の分類が今年のヤマになるでしょう!この部分は過去問題がないので参考書や予備校からの情報を集めておいた方がよいでしょう。
また、今年は食品の安全性が話題になりました。そこでGVP(医薬品および医薬部外品製造販売後安全管理基準)が98回のトピックスとして出題されると予想されます。

薬理学   薬理は裏切らない科目!特に中枢神経系は見逃すべからず。
 

薬理の基礎は自律神経系。問題の約半数は自律神経の知識が必要です。が、もう一つ気をつけておきたいのが中枢神経系です。題数も多く範囲が広そうに見えますが、実質は1種類の薬物が様々な症例に使用されるため、覚えるべき薬物数はそれほど多くありません。また6年制国家試験での注目ポイントは、複合問題です。

薬理は医療の基礎ですので、薬理40題以外にも他科目の複合問題に出題されます。複合問題に取りあげられやすい精神疾患や、話題性の高いアルツハイマー型認知症治療薬は要注目です。

医療薬学Ⅱ   悪性腫瘍性疾患は実務も意識して。医療統計も忘れずに対策を!
 

薬物治療は345題のうち、40題を占める。このうち3題は悪性腫瘍に関するものです。
日本人の死亡原因の1位は悪性腫瘍、もちろん国家試験にもそれなりのウェイトで出題されます。ここで注意したいのは、悪性腫瘍が参考書の終盤に書かれていることです。多くの学生さんが参考書は前から読んでいくものと思っています。そうするとこの悪性腫瘍が後回しになるので注意です。
そして気をつけたいのが統計です。統計は治療で4題、衛生で2題出題されています。統計は大学でも講義の時間が多く取られているわけではないので、ここも落とし穴です。
年内には統計の過去問題(7年分)が解けるようになっておきましょう。